ベトナム ニュース

    [日系企業]  日本最大規模の石油会社、ベトナムへ進出

    2010年7月の一覧へ

    2010年7月2日
     日本最大規模の石油会社であるJXホールディングスは、ペトロベトナム(ベトナム石油・ガス総公社)の2つの製油所2ヶ所の建設計画にあわせて約8,000億円(約90億ドル)を出資する。

     日経新聞によると、ベトナム政府の許可を取得した後、ペトロベトナム及びJXホールディングスの間で合弁会社を設立する予定である。それぞれの出資額等、具体的な条件は後ほど決定されるようである。

     JXホールディングスはまず、2016年に完成する予定のペトロベトナムが運営しているズンクアット製油所の拡張計画に参加する。事業費は約1,000億円で、製油所が完成後、1日当たり17万バレルの製油能力がある。

     JXホールディングスは、ペトロベトナムと共同でBa Ria – Vung Tau省において他の製油所の新設計画に加わるとした。事業費が約7,000億円と推測される製油所は2020年に稼働し始める予定であり、製油能力は1日当たり20万バレルである。

     2010年6月下旬、JXホールディングスの代表取締役社長である西尾進路氏は、東京で資金調達をしていたペトロベトナムグループの会長であるDinh La Thang氏に対して、28プロジェクトの内2つの建設計画に出資すると語った。JXホールディングスは、海外において製油所の建設・運営として、今回は初めてである。

     JXホールディングス及びペトロベトナムは、契約の詳細を決めるため、研究グループを設立する予定である。それに従って、JXホールディングスはペトロベトナムに対して低コストで重油の製油技術、二酸化炭素排出量及びオイル成分に含まれる硫黄の削減等環境保護技術を提供するとなる。
     
     日経新聞によると、日本の石油製品の需要は2009年に22年間で初めて2億リットルを下回り、これから毎年3%以上も減少し続けると予想されている。

     それによると、JXホールディングスは製油能力を30%削減することにした。一方、ベトナム国内の石油製品の需要は現在日本の10%程にとどまっているが、2020年に2倍となると予想されている。その為、JXホールディングスは利益源の確保を目指し、早いうちにベトナムへ進出することを決定した。
    ニュース提供元:Vietnam plus、写真:JXホールディングス

    2010年7月の一覧へ